土壌菌たんが脚光を浴びはじめたので、改めて土壌菌について発信したい。

皆さまこんにちは。
ブログの更新頻度が便秘気味なニカイドウです。

さて、腸内環境を整えることが強いカラダ作りに役立つということで、近ごろあらためて「腸活」が注目されていると感じています。
そして先日、お客様から「テレビで土壌菌の話が出てましたで!!」という情報が。
なんと…!!
ついにワレワレの推しである土壌菌たんが脚光を浴びる時が来たのかと。
今回はその番組のご紹介と、改めて土壌菌たんの本来の活動についても触れたいと思います。

件の番組は、2月24日放送「さんまのホンマでっか!?TV」。

その中で、腸内環境評論家の桐村里紗先生が土壌菌と腸内細菌の関係について触れているではないですか!!
以前、こちらのブログからも「腸から発達した動物の歴史」や「赤ちゃんがよく手を舐めるのはナゼ?」なんてネタを書かせていただきましたが、「古来、土壌菌が腸に入ったのが腸内細菌の始まりとされており、土と触れて土壌菌を摂取することが腸活に効く」と先生がおっしゃっているのを聞き、まさにまさにそれなんです!!と。
同じ方向性の考えを発信されている先生の存在を知り、感激のあまりガクブルしました。
※件の番組情報はコチラ

改めて、土壌菌たんは普段どんな活動をされているのでしょうか?

土壌細菌の役割は、ものすごく簡潔に言うと「土壌中の物質循環機能」。
動物の糞や死骸、枯れた植物など(タンパク質・でんぷん・セルロース・油脂)を分解し、植物が栄養として根から吸収できる物質に変換しています。
植物が元気に繁ればそこに虫や動物が集まってきたり、葉っぱが落ちてきたりして、それがまた土壌細菌たちのエサとなります。
中には植物に害を与える菌もいますが、微生物叢が多様で拮抗バランスが保たれていれば棲み分けができています。
それどころか、一部の側面を見て「有害」とカテゴライズされている菌も微生物全体の関わりの中では大切な役割を担っているかもしれないのです。

土壌の細菌叢が「単純」になると生じるひずみ。

例えば、農作物にみられる連作障害は同じ種類の作物を作り続けることで細菌叢が単純になってしまうことが原因で起こる障害だと言えます。
また、田畑は動物、虫、雑草などの植物を排除するので土壌細菌の餌が極端に偏ったり減ったりします。
餌がなくなり増殖できなくなった菌は休眠したり死滅したりして雨が降ると流れていってしまうので土壌の細菌叢が単純になってしまうのです。
つまり、同じ種類の菌ばかり増えることになり、菌の多様性が失われてしまいます。
菌の拮抗バランスが崩れ、有害な菌が一定以上増殖する(加えて植物の病害への抵抗が落ちている)と、植物は病気になってしまいます。
病原菌の増殖を防ぐため、農薬や化学肥料を使えば手っ取り早く対処はできますが、土壌は痩せる一方、さらに耐性菌を生むリスクもあります。
長期的に見て根本的な解決を求めるのであれば、土壌細菌叢のバランス・多様性を意識した土壌づくりが重要なのです!

おわりに。

いかがでしょう…植物を人に置き換えて考えると、根っこが腸にあたり、土壌は「食事+腸内細菌」ということになります。
この置き換えて考える話、も少し掘り下げたいのですが、あんまり長くなりそうなので次の機会に続きを書きたいと思います٩( ᐛ )و

ではでは、今回はこの辺で…(*・v・*)/☆

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