【前回の続き】植物をヒトに置き換えて考えるお話し。

皆さまこんにちは。
ニカイドウです。
さて、前回のブログでは目に見えない菌さんたちが日頃土壌でどんな活動をしていて、植物の病気にも健康にも菌が関係しているんだよということを書かせていただきました。
今回は前回のブログで掘り下げに至らなかった、植物をヒトに置き換えて考えるお話しを書いていきたいと思います。

植物の身の回りのアレコレをヒト変換。

早速ですが、植物の身の回りのアレコレをヒトの身の回りのアレコレに置き換えてみました(。·ω·。)ノ

  • 動物の糞や死骸、枯れた植物→食事
  • 物質循環を担う土壌細菌→腸内細菌
  • 根っこ→腸
  • 連作障害→腸内細菌叢が単純になることで起こる現代病
  • 農薬→抗生物質など対処療法のためのお薬
  • 化学肥料→有機物でない化学的栄養剤

どうでしょうか、、。
健康にも病気にも共生関係にある菌が関係しているところ、私たちに似ていると思いませんか?

科学的栄養剤は化学肥料の考え方と同じ。

土壌菌サプリメント開発者・佐々木氏の書籍の中にわかりやすく書かれている部分があるので、一部抜粋してご紹介させていただきます。

科学的栄養剤(サプリメント)とは、例えばビタミンCが足りないからビタミンCを補給する。
カルシウムが足りないからカルシウムを補給するというものです。
本来の体の仕組みはカルシウムを取り込むには、ビタミンKやビタミンDが必要で、ビタミンDはお日様に当たることで作られます。
ビタミンDも何もないところから作られるわけではなく、腸内細菌が有機物からビタミンDの材料を作っておかなければなりません。
カルシウムだけを送り込んでも、うまく吸収されるかは疑問です。
その動物に必要な物質は、腸内細菌が有機物から作るというのが動物の6億年かけて作ってきた仕組みです。
ここ1万年の間に知恵がついたポッと出の人類が考えついた安易なやり方では、健康を手に入れることはできません。
いい例があります。
農業で、その植物に必要と思われる窒素、リン酸、カリウムの化学肥料を入れれば植物が育つかというものです。これはまさにサプリメントと同じ考え方です。
化学肥料で育てた作物が健康に育っているでしょうか。
免疫力が弱く、病気にすぐおかされます。そのために病原菌を殺す農薬が必要になってきました。味は落ち、栄養価は下がり、病気に弱い植物になります。

腸内細菌はすごい!健康長寿の最大兵器/佐々木 淳

腸内細菌叢(腸内フローラ)の多様性を失うことで起こるひずみ

食事のバランスに気をつけているのに、「便通コンディションが良くないんだ」「体調イマイチ」という方、結構いらっしゃいますよね、、。
現代的なライフスタイルは、除菌・殺菌・加熱処理で菌を取り込む機会も少なくなり、なかなか避けて通れない添加物は腸内細菌を減らし、腸活に良かれと単一の菌を補給するなどすると腸内細菌叢のバランスは崩れ、腸内にいる菌の多様性は偏っていくばかり。
腸内の細菌叢が単純になってしまうと生体と腸内細菌のインタラクション(物質供与や接触応答など)がうまくおこなわれなくなります。
この状況はディスバイオシス(dysbiosis)として、現代病の疾病との関連性が注目されています。私たちの健康を維持する上で腸内細菌叢のバランス・多様性を意識した腸内環境づくりが大事!ということです。

新型コロナの感染対策で、今まで以上に除菌や消毒を徹底した生活が長期間続いていますね。
感染症への対策はもちろん重要!ですが、健康に過ごすのに腸内細菌のバランスと多様性を意識したインナーケアの心がけも大事だよということを気に留めてもらえればと思います٩( ᐛ )و

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