日本人26人に1人が悩む、便秘について。

皆さまこんにちは。二階堂です。おうちで過ごす時間が長くなり、いつもしないようなひと手間料理やお菓子作りをしてみたり、家庭菜園に精を出してみたりしている二階堂です。普段より自身のカラダや健康に向き合える時間が増えた方もいるかと思いますが、そんな中でも便通のお悩みはよく耳にします。周りには「体に良い食習慣を心がけているのにいるのに出ない…」という方もちらほらいます。厚生労働省平成25年「国民生活基礎調査」のデータによると、日本の便秘人口は約470万人と言われ、日本人の26人に1人が便秘を患っていると言われています。今回は便秘になりやすい食習慣の部分にフォーカスしたいと思います。

まず気をつけたい食習慣やライフスタイルの変化。

以前より食の欧米化により食物繊維の摂取量が減っていることや、食事量を極端に少くしたり、脂質を摂らなすぎたりという間違えた食事制限ダイエットは便秘に繋がりやすい食習慣として問題視されていました。さらに最近は座っているだけだからと水分補給を疎かにしてしまい、知らず知らずのうちに水分不足になっているオフィスワーカーが増えていることも便秘人口増加の原因と考えられています。また、フィットネスや筋トレがブームでタンパク質を重視した食事に切り替える方も増えていますね。タンパク質の摂取量が少ない食生活を続けてきた人は、分解する消化酵素の量が減り消化吸収能力も低下していると考えられています。そのため、急にプロテインを飲んだりタンパク質を多く摂取する食生活に切り替えると消化が追い付かなくなり、便秘になったりお腹が張ったりするという方も増えているそうです。この場合は徐々にタンパク質の摂取量を増やすようにし、体を慣らすことで便秘やお腹の張りのお悩みが解消されることが多いそうですよ。

食事に気をつけていても便秘になるのは体質のせい?

「食事には気をつけているのに便通のコンディションがイマイチ…」という方は体質のせいと考えている方が多いようです。中には腸の長さが長い場合やねじれやすかったりという遺伝的な形状によって便秘をしやすくなる方もいます。しかし、後天的な体質による便秘は腸内環境がよくないことが原因になっていることが多いのです。食の部分で昔から変化したこととしてもう1つ挙げられるのが、安全性を高め、日持ちを良くするために菌の増殖を抑える添加物が加えられている食品が増えているということ。菌を排除しすぎる風潮が腸内細菌も弱らせてしまい、それが便秘だけに限らず様々な不調に繋がっているということがわかってきています。腸内細菌バランスが崩れていることが原因の便秘の場合は、腸内環境を整えることで改善が期待できます。

そもそも、毎日出ない=便秘なの?

通常は1日1〜2回の排便がありますが、2〜3日に1回の排便でも苦痛を感じない場合は「便秘」ではないそうです。しかし毎日排便があっても残便感があったり、排便のときに苦痛を感じる場合は「便秘」になります。カラダからの「お便り」である便の臭いや色も腸内環境の善し悪しの指標になります。自分の「お便り」の状態をぜひチェックしてみてください。
健康な便
※色:黄色~黄色がかった褐色
※臭い:きつくない
※硬さ:バナナ状~柔らかい

便秘になりやすい食習慣やライフスタイル、ご自身にあてはまるものはありましたか?それか!と思い当たる節があった方も、全部を几帳面に気にするのも逆にストレスになってしまうので、少しずつ変えられそうなところから参考にしていただければと思います。次回も便秘について掘り下げていく予定です。乞うご期待、よろしくおねがいします٩( ‘ω’ )و

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